二見秀染工株式会社

  先駆  
二見本社
ゆかたは、人が身につけ、直接肌に触れる繊維製品です。その生産工程は、精密機械とは別の意味で非常にデリケートなものです。ゆかたの構図から、染色加工、出荷にいたるまで、業界のトップ・メーカーとしての実績とノウハウに裏付けられた「フタミのゆかた」は、他の追随を許しません。
●人間の技術、感性を大きく生かすジャンル
●独自に開発した機械と充実した設備
これらが、バランス良く機能しなければ、秀れた製品を市場に送る事はできません。時代のテイストとニーズを適確にとらえる<フレキシブルな生産システム>
このすみずみにまで創業以来の「先駆のこころと情熱」が生き生きと息づいています。
  注染セクションの工程  
  1.型置  
注染セクション(型置)
晒上りの生地を糊付台の上に敷き、「伊勢形紙」を謄写版のように生地の上にふせて、上からヘラで防染糊をつけ、一型毎に生地を折りたたんで糊つけを行います。ここで約1m毎に折りたたみますので一反につき12回折り返す事になります。それを3〜4反つみ重ねて糊付台からおろします。生地の折り返しには相当の技術を要し、細かい柄ほど入念に行わなければなりません。
  2.注染(壺人)  
注染(壺人)
板場で型置したものを真鍮の台の上に置き、その生地の上から染料を充分注ぎ込んで染めます。長年、培われてきた注染技術者のすぐれた技術と感覚。これらが注染でしか味わう事のできない独特の色あい、微妙な風合いを表現します。
  3.水洗(浜)  
水洗(浜)
染め終わりますと型置の時の糊と上かぶりした余分な染料を充分に洗い落とします。この作業に携わる職人を浜方(はまかた)といいます。
  4.乾燥(立干し)  
乾燥(立干し)
充分水洗いの終わったものを遠心分離機によって完全に脱水し、室内熱風自然乾燥設備で立干しします。従来の天日乾燥のように、雨季の場合など作業そのものに支障をきたす心配がありません。
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